|
まづ材料の板を良く乾かします。 中途半端に乾かしますと、のちのち板が反ってくることがありますので、
ここは時間を掛けてゆっくりと乾かすことが重要です。
栗材の場合は、乾かすと言うより灰汁(アク)を出します。 そのために雨に打たせています。 写真は栗材ですので、
下のコンクリートは灰汁がでて茶色く流れています。
|
|
板目を見て、寸法を図り切断します。この時が一番緊張します。 一度切断しますと、
もう元には戻せません。 当たり前の話ですね。
|
|
この様に机の上の部分の大きさが決まりました。 これから足を付けるための、ほぞ穴を掘って
行きます。
|
|
ほぞは長方形でも良いのですが、その部分に掛る力の入り具合によって、
写真のようなL字型にもします。
|
|
横からの力にも耐えるように、脚にも補強をして安定を良くします。 平行に入れても良いですし、
Xのたすき掛けにでも出来ます。 これは好みですね。
|
|
更に、接着剤を付けてしっかりと固定します。 接着剤が乾くまで、
形が変形しないように、補助棒で固定します。
|
|
そして机の上板に取付けます。 もちろん接着剤も付けて、しっかりと固定します。
|
>
|
ここからは、仕上げのお化粧です。 漆(うるし)を塗ります。 そうですね、机の場合は
5〜6回塗りますね。 漆は塗り回数を増やす程、光沢に重厚感が出てきます。 これも人の好みですから、
オイル仕上げで、明るい感じにすることも出来ます。
|
|
ご購入頂いた邸宅に据え付けられました。 存在感がありますね。
|
|
これは先日依頼を受けて、修復しました椅子です。 どうです、また新しくなったでしょう。
たいていの家具なら、修復は可能です。
ご相談下さい。
|
|